子育てママが“自分のため”にブログを始めた理由

「子どもが寝たあと、私って何してたっけ…？」

夜、リビングのソファに沈みながらふと思ったんです。毎日が育児であっという間に過ぎていく。でも、どこかで“私自身”を置いてけぼりにしている気がして。

育児に追われる毎日。自分が“透明”になった気がした。

「今日も1日、何してたっけ…？」

息子が2歳を迎えてから、ますます手がかかるようになって。可愛いけれど、余裕なんてゼロの日々。

お休みの日もメイクもしないまま1日が終わることも多くて、気づけば鏡に映る自分が“自分じゃない誰か”みたいで。

そんなある日、ふとスマホを開いて見たSNSの投稿。同じように子育て中のママが、自分の想いや日常をブログで発信してたんです。

正直、最初は「すごいな〜」くらいで。でも、読み進めるうちに

“あぁ、私もこんなふうになにかを発信したいな”　と思いました。

それが、私がブログを始めようと思った最初のふとしたきっかけでした。

「誰かの役に立ちたい」じゃなくて「自分を取り戻したい」

ブログを始めた理由を聞かれたら、正直なところ、「誰かのため」っていうのは後付けで。

一番は、「自分のことをもっと大切にしたい」「自分の世界を持ちたい」っていう気持ちでした。

もちろん、誰かの役に立てたら嬉しい。でもそれ以上に、「私にも何かできるんだ」って感じられる時間が欲しかったんです。

夜、息子が寝たあとの1時間。ほんの少しでも“自分の時間”があると思うと、それだけで1日が救われるような気がして。

ブログはその時間を“ちゃんと意味のあるもの”にしてくれました。

最初はパソコンもほとんど触ってなかったし、「主婦がブログなんて無理でしょ」って思ってたんです。

でも、調べてみたらスマホでも書けるし、文章がうまくなくても大丈夫だって知って。

むしろ、“ママならではの経験”が一番の価値になるんだって気づいたんです。

・子連れ旅行での失敗談

・時短家事のコツ

・子どものイヤイヤ期対策

これ、全部“ネタ”になるし、実際に私自身が読みたかった記事だったんですよね。

だからこそ、今は「できる範囲でコツコツ書いてみよう」って気軽に取り組めるようになりました。

発信することで、“自分の人生”が戻ってきた感覚

ブログを始めてまだ日は浅いけれど、明らかに日々の見え方が変わりました。

・今日は何を書こうかな？この出来事って誰かの役に立つかも！

そんなふうに、「自分の視点」が戻ってきた感じ。

そして少しずつ、誰かが読んでくれて「わかる！」「私もそうだった」とコメントをもらえると、

“ちゃんとつながってる”って思えるんです。

この感覚が、私にとっての何よりのご褒美でした。

私がブログを始めたのは、「自分自身をもう一度、大事にしたい」からでした。

ママになっても、ひとりの人間。その想いを言葉にするだけでも、心が少し軽くなる。

だからこそ、今の私にはブログが必要だったんだと思います。

「ブログって気になるけど、私にできるかな…？」そんなふうに感じているママさんがいたら、まずは“自分のため”に、1行書いてみませんか？

あなたの言葉を、待ってる人がきっといます。