こんにちは！イチママです。
モンテッソーリ教育って素敵だけど、専用教具を揃えるのはお金も場所も…
そう思ってモンテッソーリ教育を諦めていませんか？
私も最初はそうでした。インスタグラムで見る完璧な「おうちモンテ」の世界。木製の美しい教具がずらりと並んだ棚、集中して取り組む子どもの姿…憧れる反面、「うちには無理かも」とため息をついていました。
でも今、2歳の息子は毎日15分以上、細かい作業に没頭しています。しかも使っているのは100均グッズがほとんど！完璧主義を手放した「ゆるおうちモンテ」で、子どもの可能性が花開く様子を目の当たりにして、この経験を皆さんにもシェアしたくなりました。
なぜ高価な教具なしでも、モンテッソーリの真髄を家庭で実践できるのか？
その秘密をお伝えします。
モンテッソーリの本質は「教具」ではなく「考え方」だった
妊娠中モンテッソーリ本を初めて手に取ったとき、まず目に飛び込んできたのは美しい木製教具の数々。「これ全部必要なの？」と思わず財布の紐を握りしめました。
しかし読み進めるうちに気づいたのは、マリア・モンテッソーリが大切にしていたのは、高価な道具ではなく「子どもの自立を助ける環境づくり」と「子どもの発達に寄り添う大人の姿勢」だということ。
特に心に残ったのは「子どもを信じること」「子どもの自発性を尊重すること」という考え方です。つまり、形から入るのではなく、この「考え方」さえ理解していれば、家にあるもので十分実践できるんです！
でも実際、どうやって始めればいいの？
私の「ゆるおうちモンテ」ジャーニーをご紹介します。
100均アイテムで始める、敷居の低いおうちモンテ
「教具」と聞くと特別なものを想像しがちですが、実は身近なものでも代用できることがたくさん。我が家で大活躍した100均アイテムをいくつか紹介します。
■ あけ移し
小さなカップに豆や綿球を入れ、それをピンセットで別のカップに移し替える遊び。これだけで驚くほど集中します！
100均の小皿と子ども用ピンセット（または菜箸の練習用箸）、そして家にある豆やボタンなどで簡単に作れます。※小さいお子さんには誤飲に注意して、必ず見守りながら行いましょう。
スプーンやトングでやさしいバージョン。2歳の今でも自分でつくえに持ってきて集中して取り組みます。
ALL100均。
■ 水移し
スポイトやじょうろでの水の移し替え。これは息子が1歳半の頃から特に夢中になった活動です。
100均のスポイト、小さなじょうろ、透明なカップ数個があれば完璧。お風呂場や洗面台で行えば、こぼしても大丈夫。夏場はベランダで水遊びとして◎
食紅で色んな色に色付けをした色水を使えばもっと楽しいです！色が変わるのも勉強になるし、「ジュース！」といって喜んでいます。
この時期はお風呂で水移し。ジョーロや有り合わせのカップやミニバケツで楽しんでいます。
■ 日常のお手伝いセット
モンテッソーリの「日常生活の練習」は、特別な教具なしでも家庭で最も取り入れやすい活動です。
小さなほうき＆ちりとりセット、子どものサイズに合った雑巾、小さなスプレーボトルなど。2歳の息子は今、「拭く」作業が大好きで、テーブル拭きを任せると真剣そのもの。
「でも本当にこれでいいの？」と思うかもしれませんが、実際に子どもが夢中になる姿を見れば、高価な教具が必ずしも必要ないことがわかります。大切なのは、子どもの「やりたい」気持ちに寄り添うこと。
「あじぃ！」（味見のこと）といってキッチンに来る息子。お皿に乗っている野菜は気分で残すけど、キッチンでの味見ならピーマンも、ニンジンだって生でポリポリ食べます。
IKEAのシェフなりきりセットを着てもらってレタスをちぎってもらったり、お米とぎをお願いしています。
時間がかかるし、早くしてほしいなという気持ちもあるけど、目をキラキラさせて楽しそうに取り組んでいるので「やりたい」を大切にしています。時間の都合で予定していた副菜が一品減ってもそれで良し！
今だけの微笑ましい時間です。
驚きの変化！「ゆるおうちモンテ」で育った指先の器用さ
「教具より考え方」という方針で生まれてから今まで、ゆるくモンテッソーリを取り入れてきた結果、息子の成長に驚かされることが増えました。
特に目を見張るのは指先の器用さ。2歳になる頃には、大人でも難しいような細かい作業に挑戦し、しかもそれを楽しんでいるのです。
例えば、小さなビーズを一粒ずつ紐に通す作業。初めは難しそうでしたが、毎日少しずつ練習するうちに、今では黙々と15分以上集中して取り組めるように。※誤飲に注意して、必ず見守りながら行いましょう。
また、やんちゃ盛りと言われる2歳ですが、「集中する時間」と「発散する時間」のメリハリがついてきました。公園で思いきり体を動かした後、帰宅すると静かに集中する活動を自ら選ぶようになったのです。
💡これらの変化は、高価な教具があったからではなく、子どもの「やってみたい」という意欲を大切にし、それに合った環境を整えたからこそ。そして何より、「子どもは本来、集中力を持っている」というモンテッソーリの考え方を信じたからだと思います。
「ゆるおうちモンテ」成功の3つのポイント
では具体的に、教具にこだわらない「ゆるおうちモンテ」を成功させるポイントをお伝えします。
1. 月齢に合わせた活動を意識する
モンテッソーリでは「敏感期」という概念があります。子どもが特定の学びに敏感になる時期を見逃さないことが大切。
例えば1歳前後は「秩序」に敏感な時期。物の分類や片付けを楽しむ時期なので、100均の小分けケースやカゴを活用して、おもちゃの収納を子どもと一緒に考えました。
今は場所で片付けるところを覚えましたが、低月齢のときはこのようにビジュアルでわかるようにカゴと棚板にも写真を貼りました。
「あ、あれで遊ぼう。」と思ったときにすぐ 決まった・いつもの・その場所・から目的のおもちゃを持ってきて遊べることが大切。そして終わったら元に戻す。
2. 大人の干渉を減らし、見守る姿勢を大切に
最初は、「手を出しすぎない」これが意外と難しい！子どもがこぼしたり、うまくできなくても、すぐに手を出さず見守ること。
今では、「あっ、それ絶対にこぼれる…！」とわかっても "こうすればこぼれてしまう" を学んでもらおうとぐっとこらえるようになりました。布巾をもってきて、ふきふき掃除できるチャンスでもあります。
失敗しても「次はできるかな？」と温かく見守る姿勢。これがモンテッソーリの本質と言えるかもしれません。
3. 完璧を目指さない
インスタ映えする美しい教具棚を目指さなくてOK。我が家は半分は「使うときに出して、終わったら片付ける」スタイル。小さい頃は誤飲防止のため、細かいものは常に棚に出しっぱなしにせず、使うときだけ出していました。
たとえば有名な100玉そろばん。これもIKEAでお得に手に入ります。でもこれも100均の本物のそろばんで全然OK！と思います。
モンテッソーリ教育の「いいとこどり」で、自分の家庭に合ったやり方を見つけること。それが「ゆるおうちモンテ」の醍醐味です。
自分に余裕の無いときは絶対に無理しないことも大切。
まとめ：明日から始められる「ゆるおうちモンテ」第一歩
モンテッソーリ教育は決して「高価な教具」や「完璧な環境」が必要なわけではありません。
大切なのは子どもを信じる気持ちと、その発達に寄り添う姿勢。
100均のアイテムや家にあるものでも、十分に子どもの可能性を引き出すことができます。
完璧を目指さず、できることから少しずつ取り入れていく「ゆるおうちモンテ」。それが、意外にも子どもの集中力や自立心を育む近道かもしれません。
今日から、あなたも「ゆるおうちモンテ」の第一歩を踏み出してみませんか？きっと、お子さんの新たな一面に出会えるはずです。
大人の教材｜良い本はたくさんあります
妊娠中2週間に1回図書館に通い、育児書を色々借りてみました。毎回最後まで読めませんでした。パラパラ～っとみて、じっくり読みたいなと直感で思った本を購入。
今でも空いた時間に繰り返し読んでいます。日々繰り返し読むことが私には効果的でした。
どうしても実際の生活では「じっくり見守る」「子どもの気持ちを尊重した声かけ」が難しい場面もあるし、2歳ともなると動きもすごいので咄嗟に「だめ！」と言ってしまうことがあります。
△：「なんで投げたの！！」（投げることは危ないからやめて欲しい という気持ちは伝わらず、こどもは“びっくり” “怒られた” “責められた” と萎縮してしまう。）
○：「何があったの？」「投げるとあぶないよ。」（なぜ？と “どうして投げてはいけないか” は分けて伝える。淡々と “教える”）
こういったことを学んで
理屈ではわかっていても、咄嗟の声かけをしてしまったり、ノンストップ2歳児な息子には届かない言葉もたくさんあります（耳ふさがりモード）。親の修行って感じですね。これがリアル。
ただ、こんなにゆるくてもモンテ教育の影響を感じています。
みなさんもゆる～く継続してみてください！はじめるのに遅いも早いも無いと思います。
お子さんの新しい表情が100均グッズで見られるかも！
楽しみましょう♪
私が厳選した読みやすく、興味深い本です。概要や口コミだけでも見てみてくださいね📚
